ピアノを弾くときは両手を別々に動かして演奏します。
でも両手を別々に動かすことってとても難しいことなんです。
ピアノを両手で弾くことが難しすぎると感じる初心者の方も多いですよね。
しかし、ピアノを両手で弾けるようにする方法があるんです!
ピアノを両手で弾けるようにする方法の他にも、独学で上達するポイントや、練習時間を効率よくする方法等もご紹介します。
ピアノを両手で弾けるようになることで、ピアノを弾く楽しさが分かるようになりますよ!
ピアノが難しい理由は両手を別々に動かさないといけないから
脳は右手と左手を別々に動かすことが苦手です。
右手を動かす時は左脳、左手を動かす時は右脳が使われます。
右脳と左脳の間には橋があり同時に動かそうとすると、橋から指令が漏れて右脳と左脳の指令が混ざってしまいます。
これが、両手を別々に動かすことが難しい原因です。
指令が混ざらないようにするために、両手別々の動きを意識して何度も練習しましょう!
ピアノを両手で弾けないのは両手で弾くときに片方の手がつられるから
片手で弾けていない状態だと手がつられやすくなってしまいます。
左手は音を伸ばすところなのに右手のリズムにつられて、左手で音を伸ばせないということがあります。
もちろん両手別々の動きを意識して練習することも大切です。
なので、両手で弾く練習だけでなく片手で弾く練習もしましょう。
片手で弾くことに自信がついたら、両手で弾く練習をしてみましょう!
ピアノを両手でいつから弾けるようになるのか
簡単な曲なら両手で弾けるようになるには、3週間〜1カ月くらいで弾けるようになります。
両手で弾く練習をする前に片手で弾く練習をしましょう。
片手で弾けるようになったら、両手で弾けるようになる練習方法があるので実践してみましょう。
両手で弾けるようになる練習方法
- 練習する曲を「10秒で一つのパーツ」として練習する
- 曲のパーツを片手でゆっくりのテンポで一つずつ練習する
- 曲のパーツを両手でゆっくりのテンポで一つずつ練習する
簡単な曲を数曲弾けるようになったら弾きやすい曲を、弾きやすい曲を数曲弾けるようになったら難しい曲に挑戦しましょう。
難しい曲は音数が多くテンポが一定ではないので、とても弾きにくいです。
しかも、途中で挫折してしまい弾けずに終わってしまう可能性もあります。
簡単な曲から段階を踏んで練習していくことをおすすめします!
ピアノ練習を独学で上達する5つのポイント
ピアノ練習を独学で上達する5つのポイントを覚えることで、効率よく練習することができます。
ピアノ練習をするときに、このポイントを実践してみましょう!
1.ピアノを弾くときは正しい姿勢を意識して練習する
正しい姿勢でピアノを弾くことができれば、体に負担がかかりにくくなり綺麗な音を出しやすくなります。
間違った姿勢でピアノを弾くと、体に負担がかかり、怪我をする可能性があります。
姿勢は独学だと気づきにくく、意識していないといつの間にか悪くなっています。
鏡を使って姿勢が悪くなっていないか確認するようにしましょう!
ピアノを弾くときの正しい姿勢
- 両足の裏は床にしっかりつける
- 背筋は伸ばし頭から腰までまっすぐにする
- 腕は床に対して平行になるようにする
- ピアノとの距離は近すぎず遠すぎないようにし、腕が自由に動かせるようにする
- 椅子は浅く座る
2.楽譜に書いてある指番号はできるだけ守って練習する
楽譜に書いてある指番号はできるだけ守り、どうしても弾きにくいときだけ、自分に合った指の運びにしましょう。
楽譜に書いてある指番号は、次の音に指が運びやすいように書かれています。
なので、楽譜に書いてある指番号を守ることで、なめらかに弾くことができます。
ですが、手の大きさや指の長さは個人差があるので、どうしても弾きにくいときもあります。
楽譜に書いてある指番号がどうしても弾きにくいときだけ、自分に合った指の運びに変えてみましょう。
楽譜に書いてある指番号を変えるときは、混乱を防ぐために譜読みの段階でしましょう。
一度指が覚えた動きを変えるのは時間がかかってしまうし、曲を通して弾いたときに混乱してしまいます。
3.両手で弾く前に片手で弾く練習をする
両手の練習をするときは、片方の手につられないことを意識して練習しましょう。
両手で弾くのに慣れていない方は、片方の手につられて上手く弾くことができません。
まずは片手で弾く練習をして慣れてから、両手で弾く練習をすることをおすすめします。
4.曲の苦手なパートは反復練習をして克服する
曲を最初から最後まで弾く練習をしていても、苦手なパートはなかなか克服できません。
なので、苦手なパートだけを反復練習して克服しましょう。
反復練習はただ繰り返す練習になってしまうと、効率が悪くなってしまうので注意しましょう。
反復練習をするときは強弱を意識したり、感情を込めて弾いてみたり変化を意識すると効果的ですよ!
5.1つの曲が弾けるようになってから次の曲を練習する
1つの曲が弾けるようになる前に他の曲の練習をしてしまうと、1つの曲を覚えるのに時間がかかってしまいます。
覚えた指の動きを忘れてしまう可能性もあるので、曲は1つずつ練習しましょう。
簡単な曲から段階を踏んで練習することで、効率よく練習することができますよ!
自分に合った難易度の曲から練習しましょう。
ピアノの練習時間を大人が効率よくする方法「ポモドーロテクニック」
練習時間は「ポモドーロ・テクニック」という効果的な時間管理の方法がおすすめです。
25分練習したら、5分休憩するのを1セットとし、4セット(2時間)ごとに30分休憩をとるという時間管理の方法です。
集中力を維持できる時間には限界があり、練習時間を長くしてしまうと集中力が切れるので、練習の効率が悪くなってしまいます。
ですが、短い練習時間に休憩を入れることによって、集中力を保つことができ、練習の効率がよくなります。
「ポモドーロテクニック」を実践して効率よく練習しましょう!
ピアノが弾けない病気「フォーカルジストニア」
「フォーカルジストニア」とはピアノを弾こうとすると指が動かなかったり、指が勝手に動いてしまったりする病気です。
今まで弾けた曲が弾けなくなったり、思っている指の動きができなかったりすると、「フォーカルジストニア」の可能性があります。
ピアノを弾く以外のことには症状がでないので、日常生活には問題がないのも「フォーカルジストニア」の特徴です。
「フォーカルジストニア」は繰り返しの運動を過剰に行うことによって、脳の一部が変化して発症します。
繰り返しの運動の他にも、精神的なストレスや過度の疲労も関係があります。
ピアノの練習を毎日4時間以上している人や、弾くことが難しい技術を練習してる人に発症しやすいと言われています。
なので、長い練習時間や難易度の高い練習には「フォーカルジストニア」に注意し、もし症状に心当たりがあるときは病院を受診しましょう。
まとめ
ピアノが難しすぎる原因は両手を別々に動かさないといけないからで、両手を別々に動かすことを意識して練習することが大切です。
弾くことが難しい曲は難しい技術が必要で挫折してしまう可能性があるので、簡単な曲から始め段階を踏んで練習しましょう。
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