- 「ずっとピアノを習っているけど全然上手くならない」
- 「同時にピアノを始めた仲間と比べると上達していないと感じる」
- 「頭が悪いからピアノが上手くならないのでは?」
ピアノが上手い人=頭がいい人と思う気持ち、わかります。
そこで当記事では、
- ピアノを弾くことで脳にいいとされる3つの影響
- ピアノが下手な人の3つの特徴
- ピアノを上手に演奏をするための3つの方法
について解説していきます。
ピアノが下手な理由と頭の悪さは関係ない
ピアノが下手なことと頭の悪さは関係ありません。
ピアノが下手だと思う理由は様々あります。
その一つに手の大きさの違いがあり、手の大きい方が楽に弾ける部分でも、手が小さい方は鍵盤に届かず弾きにくく感じることがあります。
手が届かないとミスしやすくなるため下手だと思う理由になります。
もう一つあげるとするなら、楽譜が読めないために上達せず下手だと感じることがあります。
読めないことと合わせて楽譜を覚える必要もありますが、記憶力は人それぞれ得意不得意がありますので、楽譜が読めないまたは覚えられないと上達せず、下手だと感じることが多いようです。
ですが、どちらの理由も頭の悪さと比例しませんので、ピアノが下手なことと頭の悪さは関係ありません。
コツコツ練習することで必ずピアノを弾けるようになります。
ピアノを弾くことで脳にいいとされる3つの影響
ピアノと脳は関係すると聞いたことがあるけど「どのように脳にいいの?」と思ったことはありませんか。
こちらでは、ピアノを弾くことで脳に与える3つのいい影響をお伝えします。
集中力が向上する
ピアノはたくさんの作業を同時に行うため、集中力を高めることが大切です。
演奏しながらリズムやテンポ、音の強弱などを意識し、楽譜も見ています。
またペダリングも同時にするため、さまざまな行動を同時進行しています。
ピアノを演奏することで、ほぼ全ての脳の領域が同時に活性化されるため、集中力の向上につながっていると考えられています。
もし集中力が保てないときは、環境を見直すことも検討しましょう。
近くにスマートフォンを置かないことやその日のゴール目標を設定し練習することも効果的です。
人間の集中力の限界は40分とされていますので、適度な休憩を取りながら練習しましょう。
時間管理能力が向上する
現代人は日々忙しいスケジュールの中、生活しています。
その生活の中でピアノの時間を確保することが難しくなる場合もあるでしょう。
- 9時になったら練習をする
- 家事が終わったら練習をする
- 通勤前に20分だけ練習をする
など計画を立てて練習をすることで時間管理能力が向上します。
スケジュール表に練習時間をあらかじめ記入したり、スマートフォンの通知機能を使ったりして時間を管理するのもおすすめです。
時間管理能力が向上することによって、日々の生活や仕事にも余裕が生まれるかもしれませんね。
記憶力が向上する
ピアノを弾くことで脳が刺激されます。
なぜならピアノは楽譜の中の情報量が多く、楽譜を見ては暗譜することを繰り返すからです。
その結果、
- 外国語の習得が速くなった
- リスニング力が向上した
- 読解力が向上した
- 認知症予防につながった
- 老化防止につながった
上記の内容はピアノだけで向上するとは断言できませんが、ピアノを弾くことで常に脳のトレーニングをしているため、さまざまな結果につながった可能性が考えられます。
「ピアノを習うと頭がよくなる」と昔から言われていて、脳科学の観点からも実証されています。
“実は、ピアノ演奏は驚くほど脳に良いのです。
我々が幼少期で重視しているのはHQ=人間性知能(※2)なのですが、一般知能gF(※3)がHQの中心的な脳機能であるワーキングメモリ(※4)と相関します。
ワーキングメモリは問題解決能力、社会性、創造性など、人生の成功に関係する全ての基礎となります。これがピアノで伸びます。”
ピアノが下手な人の3つの特徴
練習はしているけど上達しないと辛くなりますよね。
「自分はピアノに向いていない」「周りと比べるとピアノが下手に感じる」などと考えている方もいるのではないでしょうか。
こちらではピアノが上達しないと感じる方へ3つの間違いをお伝えします。
ただピアノを弾いている
楽譜には曲をどのように弾くか指示されていることがあります。
音符を読むだけでなく、その指示も含めてピアノを弾くことが重要ですが、指示を無視して弾いていると上達が難しくなります。
「練習するときに間違えずに弾こう」「苦手な部分があるから緊張してしまう」など色々と考えてしまいますが、ピアノは感情豊かに弾くことがとても重要です。
練習に慣れてきたら、楽譜をしっかり確認し、指示に従って弾けるように心がけましょう。
難しい曲を選んでいる
現在のスキルに合わない曲を選び、練習している方もいます。
スキル以上の曲を選んでいる場合、演奏が途中で止まってしまったり速いパッセージが弾けなかったりして、曲全体の完成度が低くなる原因につながります。
まずはご自身のスキルにあった練習曲を選びましょう。
そして徐々に難しい曲へステップアップすることでピアノの上達が早くなり、モチベーションも保つことができます。
モチベーションを保つことでピアノを楽しみながら練習を継続できるため、この機会に練習曲が自分に合っているのか、見つめ直すのもいいでしょう。
ミスを無視している
ミスを無視しているとピアノの上達はできません。
ミスした部分を繰り返し練習することでスムーズに演奏することができます。
たくさんのミスがあると大変ですが、一つ一つ丁寧に修正するようにしましょう。
また間違った弾き方の癖がついてしまったときもすぐに修正しましょう。
ミスの修正を後回しにしたり、間違った弾き方の癖を放置したりしていると1曲通して演奏することが難しく、練習することに苦痛を感じることもあるでしょう。
ミスが多い箇所の部分練習や弾き方の癖を修正する練習を繰り返し、スムーズな演奏を目指しましょう。
ピアノを上手に演奏をするための3つの方法
ピアノを練習していると「もっとピアノが上手くなりたい」「今のスキルでは弾けないけど弾きたい曲がある」と思うこともありますよね。
こちらではピアノを上手に演奏するための3つの方法をお伝えします。
片手ずつ練習する
ピアノ初心者の場合すぐに両手で弾くことは難しいため、まずは片手ずつ練習をしましょう。
弾けないところの部分練習を繰り返したり、ゆっくりなテンポで練習をしたりすると上達スピードも向上します。
また同じ曲を繰り返し練習することで余裕のある演奏ができるようになります。
その結果、自信につながったりモチベーションが向上したりするため、上手な演奏ができるようになるでしょう。
楽譜の指示を守る
楽譜にはどのように曲を弾くか指示されている場合があります。
まずは楽譜の指示を理解してその通りに弾くことを意識しましょう。
自分の感情を入れたオリジナルの演奏を練習するのは最後の仕上げとしても遅くありません。
楽譜をしっかり読み、指示通りに間違えずに弾けるようになれば上達している証拠です。日々の練習の中で指示通りに弾くことを意識してみましょう。
鍵盤の位置を意識する
正しい鍵盤の位置に手を置くことから練習を始めましょう。
鍵盤の位置を把握して弾くとミスが減少します。
また指を鍵盤からできるだけ離さずに演奏することが大切です。
あまり力が入りすぎると体が固くなり指の動きも鈍くなりやすいので、正しい位置に指を置き、体は少しリラックスした姿勢を保ちましょう。
まとめ
頭が悪い=ピアノが弾けないわけではありません。
しかし、要領のよさは少し関係する可能性があります。
なぜなら右手と左手、足を別々に動かし、さらに頭で楽譜を理解して表現する必要があるからです。
「同時に別々の動作をしながら、頭の中で楽譜を理解し体で表現する」
文字にするととても大変なことのように感じるかもしれませんが、ピアノの演奏で一番大切なことは技術力です。
技術力を向上させるには日々コツコツ練習することがとても重要で、練習を継続することができれば必ず上達します。
日々練習を続けていても、上達を感じられずにピアノが嫌になったり、ピアノの練習が辛いと思ったりしたときは一旦練習をやめることも考えてみてください。
せっかく好きになったピアノを嫌いになってしまったり、ストレスになったりすることはとても残念なことです。
ピアノの演奏が上手くなりたい、と思う気持ちが努力を続けるために一番必要なものです。ピアノの上達に頭の悪さは関係ありません。
ピアノの演奏が上手くなったらどんなことをしてみたいですか。
自分に自信がついてもっと色んなことに挑戦してみようと思うかもしれませんよ。
コメント