こんにちは、ふくるーです。
先日、久々に馴染みの音楽バーに行ってきました!「馴染みの」と言うと通っぽいですが。笑
僕が大学2年生(19歳)のときに訪れたバーで、お店とはもう10年以上の付き合いになります。
当時は「バー」に入る行為にめちゃくちゃ緊張してました。学生ならそれは当たり前。いや、社会人でも度胸がいるかもしれません。
そのバーは地下の薄暗い階段を降りていきます。正面の扉の向こうは、何も想像できない世界です。音楽バーってどういう人がいるんだろう。てかチャージ?って何だ。いつ払うのか。年齢層も高め?場違いだろうか。
階段を上がって、おずおずと引き返す。そして再考する。やっぱムリか。気まずいか。オワタ。チーン
あーでもな、近所のジャズ喫茶は入れたわけだし、おおよそ同じだろ。がんばれ自分。命まで取られるわけじゃないし。よしいこう。
そんな感じで、予約もせず、独りで飛び込んでいきました。きっと、19歳の若造が急にやって来て、申し訳なさそうに端の席についてゆく姿は、甚だ初々しかったと思います。
それが今では、すっかりお店の古参になり。
お店の人とは、一緒に箱根の温泉旅行も行ったし、誕生日も何回も祝ってもらったし、静岡まで海鮮も食べにいきました。
最近は僕のしごとが忙しくて音信不通でしたが、1年半も会っていないのに「おう、おはよう」みたいな軽いノリで受け入れてくれて、「あ、帰ってきたんだな。」と思いました。心がほっとしますね。帰る場所があるというのは。
今回の会合は、ギタリストの方、歌手の方、そのほか音楽関係の方々と同席で食事をしました。
ギタリストの方とは、「前回いつ会いましたっけ?」みたいな話からスタート。次いで、最近のご活躍について聞いてみるも、久しぶりすぎてなんかギコチナイ。自分の陰キャが炸裂する。あゝ、かくしてお酒は進むのかと思いました。笑
けど、その絶妙な間を、うまく取り持ってくれる美味しい料理の数々。マスターは腕っぷしの料理人でもあって、本当に美味しいんです。お洒落で見栄えもする料理は、どれもレベルが高い。
最近はサイゼとか、すき家でご飯を食べてました。それも美味しい。でも、もっと深い美味しさです。身にしみる、愛情がこもった美味しさです。創作料理の要素もあって、日本でここでしか食べられないものばかり。要するに、大好きすぎる。
ここに帰ってくると、色々な人生の先輩と会って、貴重なおはなしが聴けます。
音楽でファンとどんな距離感で関わるか。自分のオケをどうしていくか。あと音楽人が集まる場を形成しているマスターにしかできない人生観の話とか。
必ず、なにか収穫があります。
そして自分の人生を良い方向に向かせてくれる。
そう考えると、「勇気を出して飛び込む」って大事だったなと思うんですね。
やるか、やらないかは全然違います。0なのか1なのか。
悲しいかな、些細な気持ちの変化で、行動は0にも1にもなってしまいます。人間というのは、人生が変わる選択をするとき、必ずホメオスタシスが働き、現状維持をしたくなります。
10年前の僕も、些細な気持ちの変化が起きて、「やっぱり怖いから、店の階段を降りず、踵を返そう」となっていたかもしれません。
そうなっていたら、今感じている、このかけがえのない人たちとの出会いは、0になっていたんだろうな。そう考えると、怖いものです。
自分のピアノ人生もここまで鮮やかじゃなかったかもしれません。ピアノを教えるなんて経験も、きっとしようと思わなかった。
だから、0か1かを選ぶシーンがきたら、やっぱり1を選びたいです。そのときの自分は0がいいと思うんです。でも遠い未来の自分はきっと、1を望んでいるはず。
0を選んでいいときって、腹が決まっているとき。他にやるべきことがあるときですね。
だから、僕はこれからも1を作り続けたいです。
1を作るのは、僕の例のようにコミュニティとの出会いだけではなくて、日々の選択での中でも簡単に1は作れます。
ピアノだったら、今まで挑戦したかった曲をやってみるとか。まずは楽譜を印刷するだけでもいいです。
耳コピをやってみるとか。1曲丸々やらなくてもいいから、最初のイントロだけとかでもいい。
ピアノ未経験者なら、楽器店や家電量販店のピアノコーナーにいく。スタジオに行ってみる。Amazonで安い電子ピアノを買っちゃう。
その、ちょっと作った1が、10年後に化けるかもしれません。
基本、1を作ることに恐怖や億劫さを感じたら、それが道理に外れていない限り、やったほうがいい合図です。岡本太郎さんも似たようなことを言っていましたね。
2つの道があったら、一方は安泰。もう一方は怖い。でも、自分がやりたい道は、必ず怖いほうだ。
みたいなこと(正確じゃないかもですが)。
怖い怖い怖い、でもやっぱやるーー!!みたいなとき、人生って変わっていくんじゃないでしょうかね。
さて、今日はこれくらいに。
音楽の目的は、本質的には、繋がりを求めることだと思います。最初は自己満足で自分の世界を表現するけど、いずれは誰かと共有したくなります。
だから、音楽的な繋がりは、できるだけ広げていく意識を持ってみてくださいね。最近はLINEのオープンチャットとかもあるし。
今すぐやらなくても、意識すればその道が拓けてくるかもしれません。そのときに、ちゃんと気づいて、1を作れるかですね。
僕は、0→1になり、今では100、いや10,000でも足りないくらい、満足しています。
では。
p.s.
SNSとかでも気軽に絡んでもらえると嬉しいです!Twitterはガチ勢ツイート多いかもですけど、中身は割りと温厚なはず。。。大歓迎です👏
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