「ピアノの弾き語りをしたいけど、できるようになるかな」
「ピアノの弾き語りは、ギターとかの弾き語りよりも難しそう…」
などと思っていませんか?
確かに、ピアノを弾きながら歌も歌っていて、弾き語りは難しそうに見えますよね。
そこでこの記事では、ピアノの弾き語りができるようになる練習方法について、現役ピアノ講師の観点から解説します。
本記事の内容
- ピアノの弾き語りは難しい?
- ピアノ弾き語りの練習方法
- ピアノで弾き語りをするときのコツ
- ピアノ弾き語りにおすすめの曲
5分くらいで読めるので、ぜひ最後までお読みください!
ピアノの弾き語りは難しい?

結論から言うと、ピアノの弾き語りはギターなどの弾き語りよりも難しいです。
ピアノがギターの弾き語りよりとくに難しいと感じる点が「演奏の表現」です。
ギターは、慣れれば自分の感情だったり、ちょっとしたアレンジなんかをその場ですぐに付け加えられます。
それに対して、ピアノは演奏に工夫を加えるのが難しいです。
コードを転回するといって、少し形を変えてあげることがあるのですが、そこでリズムや音程がずれてしまったりすることがあります。
ピアノの弾き語りは確かに難しい部分がありますが、初心者では弾けないということはありません。
練習次第で、充分に弾き語りをすることができますよ。
ピアノ弾き語りの練習方法

ここでは、ピアノ弾き語りの練習方法について解説します。
- ピアノの演奏を先に練習する
- 演奏に鼻歌をつけてみる
- 歌詞付きで弾き語りをする
ピアノの弾き語りは何から練習すればいいのか迷ってしまいますよね。
ここで解説する方法を実践して、弾き語りを習得しましょう。
ピアノを先に練習する
まずは、ピアノを先に練習していきましょう。
なぜなら、初めから歌と同時に練習してもごちゃごちゃしてしまい、歌も演奏も上達しづらいからです。
具体的には、メトロノームを使って練習してみて、ほとんど間違うことなく弾けてからが望ましいです。
まずはピアノの伴奏を安定させましょう。
演奏に鼻歌をつけてみる
ピアノの演奏ができるようになったら、鼻歌をつけて練習してみましょう。
鼻歌が良い理由は、言葉を発するより難易度が低いためですね。
ここで大切なことは、「歌と演奏のリズムを合わせること」です。
弾き語りではリズムのキープが大切。
まずは鼻歌から入って、歌と演奏のリズムを身体に覚えさせましょう。
練習のときは、メトロノームを使ってテンポを確認するのも効果的です。
歌詞付きで弾き語りをする
鼻歌で弾き語りができるようになってきたら、歌詞を付けて歌ってみましょう。
余裕があれば、歌と演奏の音量バランスが取れているかを確認してみるのもよいでしょう。
演奏が大きくて歌が全然聴こえないということも起こります。
おすすめなのが、弾き語りを録音してみることです。
録音して聞き返してみると、「ここができてないな」と気づくことができます。
ピアノで弾き語りをするときのコツ2選

ここでは、弾き語りが上達するコツについて解説します。
- リズムをキープする
- 自信を持って歌う
この2つを抑えれば、弾き語りのクオリティが一気に上がります。
ぜひ実践してみてください。
リズムをキープする
ピアノの弾き語りでは、リズムをキープすることが重要です。
歌と演奏のどちらかに気を取られすぎてしまったり、どちらかのリズムが難しかったりすると、リズムがずれてしまうことが多々あります。
リズムがずれてしまうと、聴いていて違和感を感じます。
ですので、練習をする際は、リズムのキープに気をつけてみてください。
練習では、メトロノームを使ってリズムの意識を忘れないようにしましょう。
自信を持って歌う
弾き語りをする際は、自信を持って歌いましょう。
弾き語りだけに限った話ではありませんが、人前で披露するときは、自信を持つことが大切です。
多少ミスをしていても、自信を持って堂々と振る舞っていれば問題にならないことがほとんどです。
弾き語りは歌と演奏の両方をやるので、どうしてもミスしてしまうことがあります。
ミスしたときに、それを気にせずに最後まで弾ききるというのが、人前で弾き語りをするときの大切なコツです。
ぜひ人前で発表することになったら、堂々として発表することを意識してみてください。
ピアノ弾き語りの練習におすすめの曲
ここでは、ピアノの弾き語りを練習するのにおすすめな曲を紹介します。
弾き語り初心者の方は、まずはこのような曲から始めてみるのがおすすめです。
- テンポがゆっくり
- コードが簡単
- メロディが複雑ではない
ここでは、この2曲を紹介します。
難易度が易しいので、初心者の方でも弾き語りしやすい曲です。
- スピッツ/チェリー
- 中島みゆき/糸
なんの曲から始めるか迷っている方や、簡単な曲から練習してみたいという方はぜひ参考にしてみてください。
スピッツ/チェリー
この曲では、ピアノは使われていませんが、ピアノで弾き語りをしてもかっこいい曲です。
なにより、コードが簡単なものしかなく、演奏がしやすいので、初めて練習するにはもってこいです。
メロディの音程が高いので、男性の場合は歌うのが大変かもしれません。
高くて出せないという場合は、オクターブ下で歌ってみましょう。
できる方は、キーを下げてみるのもよいと思います。
中島みゆき/糸
映画化もされた曲で、知っている方も多いと思います。
とくに、女性が弾き語りをするのに人気な曲です。
どうやら結婚式に披露される曲としても有名なようです。
女性の歌手が歌っている曲ですが、男性も比較的歌いやすい曲かと思います。
原曲のキーだとコードが弾きづらいので、キーを下げて演奏することをおすすめします。
また、簡単にアレンジされた楽譜もあるので、そちらから始めてみるのもよいでしょう。
まとめ

ここまで、ピアノ弾き語りの練習方法について解説してきました。
ピアノの弾き語りはギターの弾き語りよりも難しいと言われていますが、初心者でも練習すれば充分に演奏することができます。
弾き語りを練習するときは、練習の順番が大切です。
いきなり歌と演奏の両方を練習してしまうと、ごちゃごちゃして混乱してしまうからです。
ピアノの弾き語りは以下のように練習しましょう。
【ピアノ弾き語りの練習方法】
- ピアノの演奏を先に練習する
- 演奏に鼻歌をつけてみる
- 歌詞付きで弾き語りをする
また、弾き語りをするときには、コツがあります。
このコツを意識することで、弾き語りがぐんと上手になります。
【ピアノで弾き語りをするときのコツ2選】
- リズムをキープする
- 自信を持って歌う
普段の練習、人前で発表するときは、この2つを意識してみてください。
なんの曲から始めるか迷っている方や、簡単な曲から練習してみたいという方に向けて、おすすめの曲もご紹介しました。
弾き語りの練習をしたいときは、これらに当てはまるような曲を練習してみましょう。
【弾き語りの練習に向いている曲】
- テンポがゆっくり
- コードが簡単
- メロディが複雑ではない
この記事では、この2つの曲をおすすめします。
まずは、この2つの曲から弾き語りを始めてみましょう。
【ピアノ弾き語りの練習におすすめな曲】
- スピッツ/チェリー
- 中島みゆき/糸
初めは、「演奏しながら歌えない!」「歌と演奏がごちゃごちゃになる」などと苦労することも多いと思います。
一つずつしっかりとできるようにしていけば、必ず弾き語りができるようになります。
自分のペースで練習していくことが大切ですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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