- 大学生になって、ピアノを始めてみたい
- 大学生から始めても弾けるようになる?
- でも、何から始めたらいいのかわからない…
大学生になって環境が変わり、自由な時間が増えて、何か新しいことを始めたいと思う人も多いのではないでしょうか。
ピアノは大人になってから始めたいと思う人も多く、人気のある習い事の一つです。
しかし、興味はあるけど本当に弾けるようになるのか、どうやって始めたらいいのか、不安もありますよね。
「ピアノを始めてみたいけど、何から始めたらいいのかわからない大学生」は、必見です。
本記事の内容
- 大学生が独学でピアノを始めるときに準備するもの
- ピアノ教室の時間や相場
- ピアノを長く続けるコツ
ピアノは大学生から始めても大丈夫!再開するのもいまがチャンス!

大学生のいま、ピアノを始めるのは絶好のタイミングです。
なぜなら、大学生にはピアノを練習できる時間がたくさんあるからです。
僕も、大学生のときは授業やアルバイトでそれなりに忙しくしていました。
でも、社会人を経験した今、「これまでの人生で一番自由だったのは大学生だったな〜」と心の底から思います。
幼少期にピアノを習っていた人も、「もう何年も弾いていないから弾けないかも」と気後れする必要はありません。
ピアノを始めるのに年齢は関係ないですよ!
「ピアノが弾けるようになりたい」と思っている大学生のいまが、絶好のチャンスです。
大学生のいまピアノを始めると、こんないいことがあるかも
大学生のいまピアノを始めると、ピアノを弾けるようになるだけでなく、こんないいことが待っているかもしれません。
- できなかったことができるようになる達成感を味わえ、自分に自信がつく
- 集中力・継続力・忍耐力がつくので、就職活動でアピールすれば良い印象を与えることができる
- ピアノを通して新たな出会いがある
大学生は、自由な時間を活かしていろいろな経験を積んだり、新たなものや人に出会ったりできる貴重な期間です。
ピアノは自分を成長させてくれます。新たな世界が広がる可能性を秘めています。
ピアノを始めるなら、用意するものはこの3つ

ピアノを始めたいと思っている大学生は、まずこの3つを用意しましょう。
準備に時間をかけすぎる必要はありません。直感で選んでも大丈夫!
1. 練習するためのピアノ
まずは、練習用のピアノを用意しましょう。
ピアノを弾けるようになるには、いつでも練習できる環境が必要です。
でも、「ピアノは高そう…」「ひとり暮らしだから音が気になる」という心配があるのではないでしょうか。
そこで、大学生におすすめのピアノを選ぶポイントを3つお伝えします。
88鍵盤の電子ピアノ
ピアノには電子ピアノとアコースティックピアノがありますが、ひとり暮らしであれば電子ピアノ一択になると思います。
電子ピアノは、ヘッドホンを使えばアパートでも時間帯を気にせず練習できます。
鍵盤数が多いとサイズは大きくなりますが、アコースティックピアノと同じ88鍵盤あればいろいろな曲にチャレンジすることができます。
軽量でコンパクトなもの
ひとり暮らしだとピアノを置く場所がない、という人も多いかもしれません。
そんなときは、ポータブル型といわれる軽量で持ち運びしやすいタイプがおすすめです。
ピアノを弾くときは、持っているテーブルや机の上に置いて練習できます。
使わないときは壁に立てかけて置けるので、置き場に困りません。
気軽に始めたいなら、安いピアノでもOK
電子ピアノは1万円台〜何十万円台と価格帯が幅ひろいです。
高いピアノほど鍵盤のタッチがアコースティックピアノに近いため、音の強弱がつけやすく、音質も良いものになっています。
「ピアノを始めたいけどお金がない」という時は、まずは安いピアノを買って始めてみることがおすすめ。
とにかく始めることに大きな意味があります!
そして、楽しくなってきたらもう少し高いものを購入してみると良いでしょう。
電子ピアノはインターネットでも購入できます。一度検索してみてはいかがでしょう。
2. 初心者向けのピアノ教本
2つ目に用意するものは、初心者向けのピアノ教本です。
教本を通して、ピアノの弾き方を体系的に学ぶことができます。
でも、ピアノの教本ってたくさんあって、どんな本を選んだらいいかわからなくなってしまいますよね。
そこで、ピアノ初心者の大学生が教本を選ぶときのポイントを3つお伝えします。
どんな方法で練習をすすめたらいいか、わかりやすく解説されている
ピアノはすぐに両手で弾けるものではなく、右手→左手の順番に段階を踏んで練習していきます。
このとき、どんな順番でどのように練習したらいいか、具体的に書かれている教本がおすすめです。
楽譜の読み方や指づかいについて、詳しく解説されている
ピアノ初心者の悩みには、「楽譜が読めない」ことと、「指づかいがわからない」ことが多いです。
音符や休符についてわかりやすく解説されていたり、楽譜にドレミファソ…とふりがなが書かれていると、初心者でも取り組みやすいです。
また、正しい指づかいを学んでおくと、難易度が高い曲も弾きやすくなります。
そのため、指づかいについて丁寧に解説されているものはおすすめです。
DVDなどが付属されていて、お手本を動画で見ることができる
お手本動画があると、目で見て学ぶことができるので理解しやすいです。
楽譜の読み方や指づかいも、文字を読むだけではむずかしく感じてしまう人も多いと思います。
動画で実際に弾いている様子を見ることで、よりわかりやすく学ぶことができます。
ピアノの教本を選ぶときは以上3つのポイントを確認してみましょう。
おすすめの初心者向けピアノ教本はこちら。

3. 弾きたい曲の楽譜
3つ目に用意するものは、弾きたい曲の楽譜です。
教本だけでなく弾きたい曲も練習することで、「この曲を弾けるようになろう」という目標となり、練習がより充実します。
ピアノの楽譜は、ネットプリントなら1曲から購入することができます。
価格は、1曲あたり300〜600円前後です(楽曲により異なります)。
楽譜を選ぶときは、次の2点をチェックしましょう。
「ピアノソロ」の楽譜
ピアノの楽譜は、大きく分けると3種類あります。
ピアノソロ | 右手でメロディを弾き、左手で伴奏をする楽譜 |
---|---|
ピアノ弾き語り | 両手で伴奏を弾き、メロディは自分で歌う楽譜 |
ピアノ連弾 | 1台のピアノを2人で演奏する楽譜 |
まずは1人で1曲弾けるようになりたいのであれば、ピアノソロの楽譜を選びましょう。
難易度がやさしい楽譜
同じ曲でも、入門・初級〜上級レベルまで難易度の違う楽譜があります。
最初は、入門または初級レベルの楽譜から始めてみることをおすすめします。
入門と初級レベルの違いはこちら。(ぷりんと楽譜の場合)
入門 | 左手はすべて1音。 楽譜によってはドレミふりがなや指番号つき。 |
---|---|
初級 | 左手は2音まで。黒鍵を弾く曲もあり。 |
同じ難易度であっても、楽譜によって難易度の幅があります。
ネットで楽譜のサンプルを見ることができるので、確認してから購入すると良いでしょう。
(おまけ)YouTubeを使った練習もおすすめ
YouTubeには、ピアノ初心者向けに解説された動画がたくさんあります。
キャッチ―でわかりやすく解説されているものも多いので、ピアノの練習に役立ちます。
でも、動画が多すぎて何から見たらいいのかわからない…という人もいるかもしれません。
そんなときにおすすめなのが、ピアノの教本とYouTubeを組み合わせた練習です。
そもそも教本のメリットは、ピアノの基礎を網羅的に学べることです。
しかし、教本や付属の動画でも、理解しにくいところがあるかもしれません。
YouTubeでは違った切り口で解説している動画もあるので、理解が深まるはずです。
あるいは、「この人のYouTubeがわかりやすくて好き!」というYouTuberがいれば、その人の動画から徹底的に学ぶのも良いと思います。
学び方に決まりはありません。いろいろ試してみて、自分に合う方法を見つけていきましょう。
大人の習い事♪ピアノ教室のレッスン時間や相場はどれくらい?
ピアノを弾けるようになるには、独学だけでなくピアノの先生に習うのも一つの方法です。
先生に習うとなるとお金はかかりますが、独学とは違ったメリットもあります。
先生に習うことのメリットは下記のとおりです。
- 先生のサポートがあるので挫折しづらい
- 正しい演奏方法を身につけることができる(姿勢・指使いなど)
- 自宅で練習できていなくても、レッスンで定期的にピアノを弾く機会はある
- 教室によっては、発表会などに参加できる機会がある
続いて、2つのレッスン方式について紹介します。
1. 対面レッスン
先生に習いたいと思ったとき、真っ先に思いつくのはこの対面レッスンではありませんか。
教室は、ヤマハやカワイなどの大手ピアノ教室と、個人のピアノ教室があります。
それぞれの教室の特徴を見てみましょう。
大手ピアノ教室の特徴
- 全国に教室があり、インターネットで探しやすい
- グループレッスンもできる
- オリジナルの教材、先生の指導力のばらつきも少ないため、質の高い指導を受けることができる
- 大きな発表会の場があることが多い
- 月謝、入会金などかかる費用は高め
- レッスンの曜日や時間帯は基本的に固定で、振替できない場合も多い
個人ピアノ教室の特徴
- ホームページなどがない場合も多く、探しにくい
- 基本的に個別レッスン
- 一人ひとりに合わせた、きめ細やかな指導を受けることができる
- 発表会の有無は教室による
- 大手ピアノ教室より費用は安いことが多いが、教室による
- レッスン日や時間の融通が利きやすい
双方の特徴をあげましたが、どちらにしても一番大切なのは「先生との相性」かもしれません。
でもこればかりはやってみないとわからないですよね。
「合わなかったら変えればいいや」くらいに思っておいた方が、気が楽だと思います。
大手ピアノ教室では無料体験レッスンをしているところもあります。気になる場合は、一度体験してみるのも良いでしょう。
2. オンラインレッスン
自宅にいながら、ピアノのレッスンを受けることができます。
オンラインレッスンも、大手の教室から個人の教室までさまざまです。
最近では、「ココナラ」「ストアカ」などのスキルマーケットでも、ピアノのオンラインレッスンが受講できます。
オンラインレッスンのメリットとデメリットはこちら。参考にしてみてください。
オンラインレッスンのメリット
- スケジュールが合えば、いつでも受講可能(教室・講師による)
- 移動時間や移動費が節約できる
- 寝起きのままでも受講できる
- 自分に合った先生を全国から選べる
オンラインレッスンのデメリット
- 設備や環境によっては通信障害が起こる
- 微妙なタイムラグが生じるため、講師と一緒に演奏するのは難しい
- 生の音ではないので、微妙なタッチやニュアンスが分かりづらい
- コミュニケーションがとりにくいと感じる人もいる
オンラインレッスンは便利ですが、ひとり暮らしの大学生にとっては「ピアノの音を出さないといけないこと」がネックになると思います。
電子ピアノならパソコンやミキサーを用いて音を出さずにできる方法もあるのですが、費用もかかりますしとても難しいです。
しかし、近くに教室がないなどの理由でオンラインレッスンを受けたい場合もあるかもしれません。
そんなときは、レッスンの時だけ公共施設や音楽スタジオなどのピアノレンタルルームを借りるのも良いと思います。
大手音楽教室(対面)・個人教室(対面)・オンラインレッスンの比較はこちら。
大手音楽教室 | 個人教室(対面) | 個人教室(オンライン) | |
---|---|---|---|
費用 | 約5,000円~/月 +入会金,施設費,教材費 | 約5,000円/月~ | 1回あたり3,000円~ |
時間 | 30~60分が多い | 30~90分が多い | 30~90分が多い |
グループレッスン | あり | 教室による | ないことが多い |
発表会 | あり | 教室による | 教室による |
無料体験 | あることが多い | あることが多い | あることが多い |
ピアノを長く続けるコツ

ピアノを始めるなら、かっこよく弾けるようになりたいですよね。
でも、そのためには地道な練習が必要。
そこで、ピアノを長く続けるためのコツを紹介します。
完璧にこだわらない
「せっかくピアノを始めたのだから、毎日1時間は練習してノーミスで弾けるようになる!」
このように理想を高く持つことは悪いことではありません。
でも、だんだん練習に疲れてしまい、挫折してしまう可能性もあります。
なぜなら、ピアノは数日で弾けるようなものではなく、理想の演奏を追求すればするほど奥が深いものだからです。
大学生には授業やアルバイトなど、他にもやることがたくさんあります。
「これくらいならできる」という無理なく守れるルールを決めて、トライしてみましょう。
練習を楽しめるような工夫をする
ピアノの練習は同じことのくり返しが多く、地味で孤独を感じることもあります。
そんな練習のモチベーションがあがるような工夫をしてみると良いでしょう。
練習を楽しむことが、ピアノ上達のカギとも言えるからです。
例えば、
- ピアノのまわりに推しのアイドルやキャラクターのグッズを置いて、テンションがあがる空間を作る
- SNSでピアノ仲間を見つけて交流する
などがあります。
SNSでは、あなたと同じようにピアノの練習に励む仲間を見つけることができます。
悩みや情報を共有したり、自分の演奏を投稿して聴いてもらったりするのも良いですね。
ピアノを続けるために、楽しく練習できる工夫をしてみましょう。
毎日ピアノをさわる
「ピアノをさわるだけでいいの?」と思うかもしれませんが、いいんです。
なぜなら、毎日さわっていれば、おそらく1週間以内には「いいかげん弾いてみよう」と思えるからです。
ピアノは毎日練習することが理想ではありますが、先ほどお伝えしたように高すぎる理想は自分を苦しめてしまいます。
現実的に、練習できない日もあると思います。そんなときは、ピアノにさわるだけでOKとしましょう。
一瞬でもピアノの存在を認識することが大切です。そしてまた、練習できるときにがんばりましょう。
まとめ

大学生のいま、ピアノを始めることは本当に絶好のタイミングです。
まずは安くてもいいので、電子ピアノを買ってみることをおすすめします。
それだけで、あなたの生活は変わります。
僕もピアノが弾けるようになって、バンドを組んだり、ピアノのライブに行ったり、新しい世界が広がりました。
大学生のうちに新しいことにチャレンジすることは、一生の思い出になります。
そして、ピアノを趣味・特技とすることは、一生の財産になります。
この記事を読んで、「よし、ピアノを始めてみよう」と思っていただけたら嬉しいです。
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