「子育てが落ち着いたからブランクがあるけどまたピアノが弾きたい」
「20年のブランクがあってもピアノは弾けるかな?」
「あの頃みたいに指が動くか不安…」
そんな疑問をお持ちの人も多いのではないでしょうか。
子供の頃にピアノを弾いていて大人になってからまた弾きたいと思うけれど弾けるようになるか不安を抱えている人も多いはず。
家でできる趣味をと昔やっていたピアノを再開する人も少なくありません。
ピアノはブランクがあっても大丈夫です!
何よりピアノを弾きたいと思ったその気持ちを大事にして欲しいです。
- ブランクがあってもピアノは弾けるのか?
- ピアノのブランクを乗り越える方法
ブランクがあってもピアノを楽しく始めてもらえるようにお話ししていきますね!
ブランクが20年あってもピアノは弾ける!

ピアノの経験者であれば誰もが経験していると思いますが、ピアノは数日練習をしていないだけでも、
- 指が思うように動かない…
- 暗譜したのに忘れてる…
なんてこともありますよね。
きっとそんな経験があるピアノ経験者だからこそ、ピアノを再開することに躊躇してしまっている人もいるかもしれません。
しかし、「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、子供の頃に一度習得したものはそう簡単に忘れたりしないものです。
全くの初心者がピアノを始めるよりも、経験者の方が上達も早いでしょう。
ピアノを再開してすぐに思い通りに弾けることはないかもしれませんが、弾いているうちに徐々に感覚を取り戻していくはずですよ。
「思い立ったが吉日」という言葉通り、弾きたいと思った今が大事。
考え悩むより行動です!
実際にピアノに触れてみると、さらにピアノを弾きたいという感情が溢れ出してくることでしょう。
ここからはオススメの練習方法についてお話ししていきますね。
ピアノを再開するときにオススメの練習法

昔習っていたとしても、
- ブランクが20年もあるから心配…
- あの時の感覚を取り戻すことはできるのだろうか…
そんな不安ももちろんあると思います。
でも、指がスラスラ動くようになったらきっと気持ちがいいですよね。
大人になってから再開するのは、自分のペースで練習に取り組めることは良いところです。
ゆっくり自分のペースで、自分に合った練習方法で上達していけばいいのです。
では、具体的な練習方法をお話ししていきます。
まずは簡単なピアノ曲を弾いてみる
いきなり難しい曲にチャレンジしても指が追いつかず、
「昔は弾けていたのに…」
とショックを受けてしまうかもしれません。
まずは簡単な曲から弾いてみましょう。
自分で楽譜を見て、
「初見でもこれなら弾けるかな」
というものを選ぶと良いでしょう。
ピアノを再開するときは、たくさん弾いてとにかく指を動かすことが大切です。
なので、短めの曲を多く弾くことをオススメします。
エチュードやハノンを弾いても良いのですが、「楽しむ」ということを一番に考えて曲は選ぶようにしましょう。
もちろん、エチュードやハノンが大好き!という人はそういう曲を選ぶのもOKです。
短い曲をどんどん弾いて指を動かしながら感覚を取り戻していきましょう!
このときは、あまり細かいことは気にせず気楽に弾いてみてください。
始めから飛ばしすぎても失速してしまうだけです。
1曲にそこまで時間をかけないようにしながら「ピアノを弾く」ことを楽しみましょう。
音楽をたくさん聴く
ピアノは弾くこともとても大切ですが「聴く」こともとっても重要なのです。
良い音を出すためには「耳」を鍛えることも大切になります。
たくさんの良い音楽を自分に聴かせてあげることで、自分の演奏も良くなっていくでしょう。
ピアノ以外で、オーケストラやオペラ、他の楽器を使った演奏などいろんな音楽に触れることで自分の感性を磨くことも可能です。
せっかくピアノを演奏するなら良い音で弾きたいと思いますよね。
直接演奏を聴くことができる演奏会やコンサートに出向くのが一番良いのですが、お金もかかりますし、忙しくて行けない人もいるかもしれません。
しかし、今はYouTubeや音楽配信サービス、テレビでもクラシックの音楽番組があったりと良い世の中になりましたね(笑)
いろんなピアノ演奏を聴く中で、
- こんな風に演奏してみたい
- このピアニストさんの演奏が好き
- この曲弾いてみたいなぁ
という気持ちも芽生えてくるはず。
自分の中に目指したい目標ができますよね。
ピアノを弾くことはもちろん大切なのですが、たくさんの良い音楽を聴くことも大切にして欲しいです。
ぜひいろんな音楽を聞いてみてくださいね!
指のトレーニングをする
ある程度ピアノを弾いて少し余裕がでてきたら、ハノンやピシュナーなどの『指のトレーニング』も取り入れていきましょう。
特にハノンのスケール(音階)やアルペジオ(分散和音)の練習はぜひやってほしい指トレーニングです。
効率的に指のトレーニングができるので、毎日10分くらいでいいので続けて弾いていると飛躍的に上達するはずです。
【ハノン1番】
このように、今はYouTubeに指のトレーニングに最適な動画がたくさんあります。
自分に合ったものを探してみてくださいね♪
また、指のトレーニング用のグッズを使って筋力トレーニングをすることも効果的です。
5分くらいで大丈夫なので毎日コツコツ続けていくことが大切です。
しかし、指の関節や肘、腕などに痛みがあったり、違和感を感じたりした場合は力を使い過ぎているサインなので、無理はせずに休むということを忘れずに。
自分に合ったやり方で、自分のペースで、なるべく毎日続けていきましょう!
ピアノ教室に通う
- 今よりも効率的な練習方法が知りたい
- 一人で練習することに限界を感じている
- 昔の自分よりも上手くなりたい
このような思いを抱いている人は、ピアノ教室に通うことを考えてみましょう。
何事も独学では限界を感じてしまう人も多いです。
練習の方法が分からなかったり、モチベーションが保てないなどお困りの場合はプロの手を借りましょう。
今は、オンラインでのレッスンも充実しています。
なかなか教室に通う時間がないという人でも自宅にいながら本格的なレッスンを受講することも可能です。
ここでは、オススメの教室を2つご紹介します♪
Beeミュージックスクール
こちらのスクールはギターやボーカル、DJといった様々なコースが用意されています。
その中のピアノスクールはコースも豊富に用意されていて自分に合ったものを選ぶことが可能です。
都内にいくつか校舎もありますが、オンラインレッスンにも対応しています。
体験レッスンも無料で受けることができるのも嬉しいポイントです。
シアーミュージック
こちらのスクールもいろんなコースがあります。
その中のピアノコースは自分の目標や目的に沿ったレッスン内容を考えてくれます。
自分の目標に向かって最短距離で導いてくれるのは嬉しいですね!
開校校舎は全国に98箇所もあるので近くの校舎を探しやすいです。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
ピアノのブランクを乗り越えるためのポイント

ピアノの経験がある人は、少しでもピアノの練習をしていないだけで指が動きにくくなってしまうことを知っています。
そのため、ブランクが長い人ほどピアノの再開には勇気が必要なのかもしれません。
ピアノを再開しても上手くできない自分に苛立ってしまったり、心が折れそうになってしまうこともあるでしょう。
感覚を取り戻すまでは本当に悩むこともあると思います。
しかし、今の自分のレベルに合わせて少しずつ上達していけばいいのです。
焦らず、自分のペースでいいんです。
では、ピアノのブランクを乗り越えるためのポイントをいくつかお伝えしていきますね。
頑張り過ぎないでピアノを楽しむ
ピアノの上達には練習あるのみです。
ですが、無理をしてはいけません!ピアノを楽しむことを考えましょう!
せっかく再開したのだからと頑張りすぎては、ピアノを弾くこと自体があなたの負担になってしまいます。
練習方法は教室に通っても自宅で練習してもどちらでもいいのです。
ブランクが長くとも、全くの0からスタートするより短い時間で上達することができます。
自転車に乗るときのことを想像してみてください。
久しぶりに自転車に乗ると最初は少しふらつきますが、すぐに自転車に乗れるようになりますよね?
この感覚と同じだと言われています。
身体はしっかりと動きを覚えているものです。
なので、ブランクが長くてもピアノに触れることで眠っている感覚を呼び覚ますようなイメージで楽しみながらピアノを弾きましょう!
ピアノを一緒に弾ける仲間を作る
モチベーションが下がったときなど、ピアノを弾く仲間がいれば励まし合って頑張ることができます。
練習していく中で、周りの人から上達を褒めてもらえる環境があったらピアノを弾くことが楽しいと思えるはずです。
ピアノ教室に通ったり、オンラインサロンで仲間を見つける人もいます。
ピアノを弾く仲間がいるだけでピアノを続けるモチベーションが上がることは間違いなしです。
ピアノ演奏を発表できる場を作る
自分のピアノを発表する場を作るのも大切です。
要するに、誰かに自分のピアノを聴いてもらうのです。
誰かに聴いてもらう手段は下記のようにいろいろあります。
- ピアノの発表会
- YouTube
- ストリートピアノ
- 配信アプリ
- 家族や友人に聴いてもらう
誰かの前で演奏を披露して反応をもらえたときは、嬉しくてピアノを続けるモチベーションにも繋がります。
もっと上手くなりたいという気持ちも強くなりますよ。
家で一人で弾くことも楽しいと思いますが、誰かに聴いてもらうというのは緊張感、達成感を感じさせてくれます。
これは一人で弾いていてもなかなか感じることができませんよね。
初めてピアノを人前で弾くときは緊張するかもしれませんが、とてもいい経験になると思います。
上達が実感できるように目標を立てる
目標を立て、達成することで自信がつきます。
子供の頃に弾いたことのあるような、少し優しめな曲を選ぶとよいでしょう。
自分が達成できそうな目標を立てて、実際に達成できたときは自分のことを褒めてあげてください!
また、自分が弾くピアノをたまに録音しておくことで上達が目に見えてわかるようになるのでオススメです。
オススメの教本4選

「基礎を練習することが大切なのはわかっているけど、つまらないなぁ」
と感じてしまうこともありますよね。
つまらないという感情を抱いてしまうと長続きは難しいです。
曲の中で指を動かすことを意識しながら楽しく練習していきましょう。
オススメの教本をご紹介します。
ギロック
- はじめてのギロック
- ギロック叙情小曲集
こちらの2つの教本は全音楽出版社から発売されています。
ギロックの曲はメロディーや響きが美しいので発表会の曲としても多く使われています。
1曲の時間は短いですが、とても弾き映えする曲が多いのでオススメです。
子供の頃に弾いたときは、感情を込めて弾くということにまで気を使えてなかったという人でも、ギロックは表現を学ぶのに適した教本となっているのでぜひ弾いてみてくださいね。

大人のための独習ブルクミュラー25の練習曲
この本に載っている曲は見開き1ページくらいの長さなので、無理することなく曲に向き合えます。
楽譜の表示が大きめで見やすくなっています。
ブルクミュラーは子供のための教本としてよく使われていますが、大人のための教本も出版されているんです。
独学でもしっかり学べるように演奏のポイントを詳しく解説してくれているのでオススメです。
とってもやさしいスタジオジブリ名曲集
こちらには有名なジブリの名曲がたくさん載っています。
楽譜は大きくてとても見やすくなっていますが、音やリズムは初心者には難しいかなくらいのレベルになっています。
ブランクが長い人は弾いているうちに徐々に感覚を取り戻すことでしょう。
特にジブリが好きな人は楽しみながら曲の練習ができるのでオススメですよ。

ハ調で楽しむディズニー名曲集
こちらに載っている楽譜は全てハ長調でのアレンジになっています。
初心者でも取り掛かりやすいようなアレンジになっているので、久しぶりにピアノを弾く人にもオススメです。
ディズニーの曲は素敵な曲が多く、割と知っている曲も多いと思うので取り掛かりやすいと思います。
メロディーの音域が広かったりするので最初は少し苦戦したとしても、徐々に感覚を思い出してくると楽しく練習に取り組めると思います。

まとめ
ピアノをまた弾きたいと思った今がチャンスです!
ピアノの教本を探してみたり、ピアノ教室を探してみたり、なんでもいい。
「やっぱりピアノはいいなぁ」と思っているなら、それはとても素敵なことですよ。
あなたの一歩踏み出す勇気とこれからの楽しいピアノライフを心から応援しています!
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