こんにちは、ふくるーです。
7日間の無料ピアノレッスン2日目です。
全体→部分 という練習方法
全体をざっくり練習してから部分練習しようー、という話。
物事を学ぶときって、最初に頭の中にマクロを形成したほうがいいんですよ。
つまり全体の概観を捉えるということ。
例えば、算数の九九も、1の段から9の段まで一気に覚えたと思います。
1の段だけで3日,4日かけて、ようやく次の段にいくって覚え方はしないですね。
大抵は1〜9の段をまんべんなくざっくり覚えます。
その後に、8とか9とか、苦手な段をやります。ちなみに僕は8が苦手でした。
ピアノも同じ。
まずショボショボでもいいんで、最後まで弾ききる。
すると苦手な小節が出てくるので、あとで丁寧に拾っていく。
これでOK。
たまに、というか結構いらっしゃるんですけど、
1小節ずつ丁寧にやるがために、曲の最後まで辿り着けない人が多いです。
これは、1小節目から完璧を目指しすぎです。
なんていうか、曲の完成度は相対的に高めていってほしいですね。
例えば、1部分だけすごいうまくて、ほかは全く弾けてない。
こういう状態はよくないわけです。
じゃなくて、
曲の完成度を全体的にみたときに、
とくにこの小節の出来が悪いなー、みたいな。
そういう風に捉えて、
じゃあここは目立つからしっかりやろうみたいな。
全体を知らないと、弾けてるか弾けてないか、
評価しにくいと思うんですよね。
最初に全体像を把握するメリットは他にもあります。
なんとなく全体をさらっても、脳はそこそこ覚えてくれるよ、ってことです。
全体を通しでやらない理由として、
- 部分ができないのに全体ができるわけない!
- 覚えられるわけないから意味ない!
て考え方があるんじゃないですかね。
でも、そんなことないです。
そうですね、テニスで例えましょうか。
全くテニスの経験がない、ラケットすら握ったことない人が2人います。
片方のAさんには、サーブだけ練習させました。ほかはやらせません。
片方のBさんには、フォームも、サーブも、ラリーも、一通り練習させました。
どちらがテニスの実力が伸びるの早いと思いますか?
たぶん、全体的にやっていたBさんの方がテニスの感覚を掴むのは早いです。
なんとなくでも、一度でも経験したら身体って覚えてますよね?
これが、経験0だと、いつまで経っても0なわけです。
だったら広い範囲をカバーしたほうがお得じゃんって発想です。
なんで、広い範囲をやって、曲を覚える。
もちろん、いきなり完璧に覚えるのはもちろん無理。
だから、「慣れさせる」って感じですかね。
それが反復されることによって、徐々に慣れて、無事に定着する。
全体→部分。
算数にしても英語にしても、物事を習得するときはこれ以外やっちゃダメ。
これをまずは理解しておきましょう。
今日はこのあたりで!
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