- 何か一芸が欲しい
- イベントの時にピアノを弾いて、ちょっと周りより格好よく見られたい
- ピアノを弾くことで、周りを驚かせたい
- ピアノを趣味にしたい
このような思いを持っている方は多いと思います。
人前でサラリとピアノが弾けると魅力的ですよね。
当記事では、簡単にピアノが弾けるようになるコツをご紹介していきます。
ピアノを弾く前に3つのことを知っておこう

①指番号
指番号とは、各指に割り振られた番号のことです。親指が1番、人差し指が2番と続き、最後に小指が5番となります。(下図参照)

指番号が楽譜に書かれていることで「音符を何番の指で打鍵するか」がわかります。

上記のような感じで、最初の「ド」は親指(1)、次の「レ」は人差し指(2)で弾くことが、すぐに理解できますね。
では、なぜ指番号を守ることが大切なのでしょうか?
指番号を守ることが大切な理由
- ただしい指使いで弾くことで、なめらかに弾けるようになる
- 指や腕に負担がかからないので、疲れにくい
- 速いフレーズもらくらく弾けるようになる
自己流で弾いていると音が繋がらなくなり、変なところで音が切れてしまうということも起こります。
また、指の動きも遅くなるので、ミスタッチも多くなります。
せっかく練習するのでしたら、音楽を聞いている側に、心地よい音色を届けたいですよね。そのためにも、初めに指番号を覚えておきましょう。
②鍵盤の名前と指の位置
今度は、鍵盤の位置について覚えておきましょう。
今回は、演習として下の写真のように鍵盤の位置と指の位置を覚えましょう。

右手側で説明すると、鍵盤の「ド」の位置を見つけたら「右手の1番の指(親指)」、「ソ」の位置を見つけたら5番の指(小指)」を置きましょう。
これが、基本の位置になります。
この基本の指の位置を守る事が、指や腕に負担がかからないので疲れにくく、なめらかな曲を弾けるようになります。
③楽譜の見方
楽譜と聞いて、「楽譜が読めないんだよ。だから弾けないんだよ」という方も多いと思います。楽譜とは音楽を可視化したものです。
音符が上がっていくと、鍵盤の右方向へ。
下っていくと鍵盤の左方向へいきます。

今は、音符の読み方がついた楽譜(上記の図)もありますので、音符を解読するのが難しい方は、読み方付きの楽譜を利用されても良いかもしれません。
音符のフリガナ付き楽譜
楽譜について詳しく知りたい方
どんな練習をしたらいいの?

何事も楽しくなければ、練習も進みませんよね。僕自身、小学生の頃にピアノを習っていましたが、ピアノの練習が大嫌いでした。
毎日の練習は1~2回弾いたら終わり。しかも、親に言われないと練習をしないという状況でした。これでは、なかなか上達しませんよね。
でも、安心して下さい。この記事を読んで下さっているということは、僕と違って、「ピアノが弾けるようになりたい」「上手になって周りを驚かせたい」と思っている方々ばかりだと思います。まずは、その気持ちが大切です。
「やりたい!」「上手になりたい!」という気持ちがあるからこそ、練習もやりたくなりますし、どんどん上達してきます。
それでは、簡単に練習ができ、みるみる上達していく方法をご紹介します。
1. 練習ルーティーンについて
1日何分を目安に?
20分を目標にしましょう。人間の集中力は40分が限界と言われています。
毎日何時間も練習をされているプロのピアニストでさえも、40分に1回は休憩をされているみたいです。
しかし、練習が楽しくてやめられない場合は、続けても大丈夫。疲れたら直ぐにやめて、頑張った自分を褒めてあげましょう。
どのくらいの頻度で練習が必要?
毎日練習することで習慣にしましょう。「え~毎日?」と思うかもしれません。
1日たったの20分の練習が長いと思う方もいらっしゃるでしょう。実は、僕たちが毎日SNSに費やす平均時間の6分の1以下なんです。
毎日練習していると、テクニックも上がってきて、毎日の日課として練習するのが楽しみになってきます。
しかし、無理をしなくて大丈夫です。週5日、練習できると上出来です。
練習のタイミングは?
いつでも大丈夫です。今は、電子ピアノもありますので、上手に活用しましょう。まずは、ご自身でスケジュールを組んでみて、自分に合った練習時間を見つけて下さい。
朝、自分の時間を楽しんでいる方でしたら、朝の時間に練習して、一日の始まりのモチベーションに繋げることもできます。
また、仕事が終わってから練習する方もいます。ちなみにモーツァルトは、深夜か早朝に練習をして生産性を上げていたみたいですよ。
2. 練習前の準備は?
練習の時間は、特別な時間だと思って、集中できる環境を作りましょう。集中して練習することで、時間を効率的に使う事ができ、練習の質も向上します。
基本的に、練習部屋にはピアノ以外は置かないというのが理想ですが、なかなか難しいと思います。
そこで、まず、練習する時には、集中力を妨げる物を片付けましょう。例えば練習中はスマホをマナーモードにしておき、別の部屋に置いておくなどもいいと思います。
また、家族と一緒にいる部屋で練習する方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は、家族の方に、練習中は話しかけないようにお願いしたり、邪魔しないようにお願いしておきましょう。
3. 練習に選ぶ曲は?
自分のモチベーションがあがる曲を選びましょう。とはいえ、どんな曲が初心者向けなのか?自分で判断しにくいですよね。
初心者の方が練習できる楽譜を紹介しているHPがありますので、参考にされてください。
【参考】
- うたぞら※フリガナ付きの楽譜
- ヤマハ楽譜※有料の楽譜
- 初心者の為の超簡単ピアノ曲9選※とてもシンプルな楽譜
まとめ
いかがでしたでしょうか?気軽に「ちょっとピアノを練習してみようかな」という気持ちになって頂けていたら嬉しいです。
興味を持っている今がチャンス!まずは、出来そうなことから初めて、楽しんでみませんか?楽しんでいる内に「もっとやってみたい」と継続したい気持ちが湧いてきますよ。
今は、楽譜が読めなくても、音符にドレミをふってくれている楽譜もありますし、指番号まで書いてくれている楽譜もありますので、活用してみましょう。
そして、スマホを活用して、移動時間でも練習中の音楽を楽譜と照らし合わせながら聴くことで、指の動きをイメージをすることもできます。
毎日ちょっとした時間かもしれません。ピアノは日々のちょっとした練習がとても大切になっていきます。日々の積み重ねで、ピアノが弾けるようになると周りの方と差をつけることができます。
ピアノが弾けるようになることで、あなたも魅力ある大人の仲間入りです。
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