
どんな電子ピアノを買えばいいかな。意外と高いし、なかなか買う決心がつかない。初心者に最適なコスパの良い電子ピアノがあれば教えて!
こんな疑問にお答えします。
こんにちは、7日間ピアノレッスン講師のふくるーです。
今回は、コスパ最高の電子ピアノについて初心者の方向けに解説します。
記事の内容
- 電子ピアノを選ぶときの3つの基準について
- 初心者に最適な電子ピアノを5つ紹介(楽天・Amazonランキング)
- ピアノを始めるメリットについて
僕は10年ほど独学でピアノをやってきましたが、試弾したピアノ・電子ピアノは100を超えています。
今回は、初心者の方におすすめしたいコスパ最強の電子ピアノを5つ紹介します。この記事を読めば、どんな電子ピアノを買えば良いのかすぐにわかります。5分ほどで読めます。
※動画でも買うときのポイントを詳しく解説しています
それでは解説していきますね。
コスパ最高の電子ピアノはどう選ぶ?【予算の決め方】
この章では、コスパ最高の電子ピアノの選び方を解説します。
ピアノ選びに悩んでいる方は、まずは予算から決めていきましょう。
予算の決め方
- 1万〜3万円・・・とにかく気軽に始めたい方、予算が足りない方
- 4万円〜7万円・・・意欲が高い方、やりたい曲がある方、憧れのピアニストがいる方
気軽に始めたい方は、1〜3万円ほどの安いものでOKです。
安いだけに質もそれなりですが、気軽に始められることが最大のメリット。ひとまず安く買って、パッと始めて、楽しくなってきたら高いものを買ってみてください。
※できれば鍵盤数は88鍵のものをおすすめします。


逆に、
- 「憧れのピアニストがいる!」
- 「〇〇という曲を絶対に弾きたい!」
- 「ピアノの音が好きすぎて生活の一部にしたい!」
という強い思いがある方は、最初から4万〜7万円台の電子ピアノを買いましょう。
理由は、安いピアノだと1〜2年以内に買い換える必要が出てくるからですね。
次章で詳しく解説しますが、安いピアノだと音の表現が乏しいので、上達するのは完全に不可能です。よって練習の充実感はかなり損なわれてしまいます。
初期投資は痛手でも、上記のような方であれば高めのピアノを買っても損にはならないでしょう。
とはいえ、最初からこの金額のピアノを買うのはかなり悩ましいですよね。
次章からは、主に4万〜7万円台を検討したい方向けに書いていくので検討してみてください。
電子ピアノを初心者が購入するときの3つの注意点
電子ピアノを初心者が購入するときの3つの注意点を解説します。
- 電子ピアノの価格が安すぎないものにしよう
- 鍵盤数はなるべく88鍵盤のものを買おう
- 部屋に電子ピアノが置けるか確認する
①電子ピアノの価格が安すぎないものにしよう
電子ピアノの価格は、1万円で買えるものもあれば、20〜40万円台もあります。
価格による電子ピアノの違いは、大まかに3つあります。
- 音質
- タッチ感(打鍵時の重さなど)
- 強弱がつけられるか
価格が高くなるほど、基本的に1〜3のレベルも上がっていきます。
とくに20万円以上の電子ピアノは本物のピアノに近いものが多く、より上質な弾き心地や、臨場感のあるサウンドが楽しめます。
反対に、1万円の安いピアノだと弾き心地はよくありません。
もっとも致命的なのは、強弱の表現ができないことです。要するに、どの強さで弾いても同じ音量しか出ないということですね。
これは表現が命のピアノにとっては致命的でして、上達してくると、表現が乏しいことを理由に必ず買い換えることにります。
よって、僕がおすすめする価格帯は、4万円〜7万円台です。これくらいですと、音質も表現も優れていることが期待でき、「コスパ最強」と言えるでしょう。
予算が足りない方はそれ以下でも構いませんが、このあたりを狙うと1〜2年といった短期間での買い替えはしなくていいと思いますよ。
②鍵盤数はなるべく88鍵盤のものを買おう
ピアノの標準的な鍵盤数は、88鍵です。参考までに、学校の音楽室に置いてあるグランドピアノは88鍵あります。
88鍵より少ないと、高い音(あるいは低い音)で弾きたいときに、鍵盤がないためにその部分が弾けなくなってしまいます。
楽譜において、高い音で弾くような指示があっても、1オクターブ低い音で代用しなくてはなりません。
クラッシックやポップスは低音から高音までまんべんなく使うので、欲しい高さの音がないと非常にもどかしい思いをします。
以上のことから、できるだけ88鍵のピアノを買うようにしましょう。
逆に、鍵盤数が61鍵や76鍵などのように少なくても良いケースは下記のとおりです。
- 音の高低差がある曲を弾かない
- 楽譜通り弾けなくてもいい(アレンジで対応する)
- 弾き語りや伴奏メインで使う
- 部屋が狭い
- 頻繁に持ち運ぶから軽いほうがいい
- とりあえず何でもいいから安く始めたい
- バンドでキーボード担当をする
こういった条件がある場合は、ご自身に合った鍵盤数を選ぶようにしてみてください。
③部屋に電子ピアノが置けるか確認する
最近のピアノは非常にコンパクトなのでそこまで心配はいりませんが、部屋のどこに置くのかは確認しておきましょう。
電子ピアノは2タイプあります。
- 据え置きタイプ
- キーボードタイプ
据え置き型はしっかりとした台やスピーカーが備わっており、重量があります。そのため、一度置く場所を決めたら気軽に動かせません。
逆にキーボードタイプの場合は比較的軽いので、机やスタンドの上に置くことができます。
※スタンドの例


電子ピアノのタイプの選び方
- 置く場所が確保できる・・・据え置き型 or キーボード型(気に入った電子ピアノでOK)
- 常に置く場所が確保できない・・・キーボード型
- 移動させたい、バンドで使いたい・・・キーボード型
あらかじめメジャーなどで測って、部屋のどこに設置できるか確認しておきましょう。
5つの電子ピアノを比較!おすすめ順に紹介します
それでは、僕が実際に試弾してきてこれはいいなと思ったピアノを5つ紹介します!
初心者の方であれば、下記から選べば後悔しないかと思います。ざっくり特徴を書きますが、詳しいスペックはリンク先でご確認ください。
YAMAHA(ヤマハ)P-125:タッチも音もおすすめ


価格 | |
音 | |
タッチ | |
スピーカー | あり |
コメント | とにかく音がクリア。おすすめ。 |
これは圧倒的におすすめです。音も価格も申し分なし。特に音がクリアでカラっとした感じで、こもっていないのがGOOD。
タッチは若干柔らかいですけど、許容範囲です。スピーカーがしっかり付いているのも加点。
弾いていて時間を忘れてしまうようなピアノです。価格を抑えたいのであれば、これ一択でいいでしょう。
KORG(コルグ)LP-380:初心者には申し分ないレベル


価格 | |
音 | |
タッチ | |
スピーカー | あり |
コメント | 初心者におすすめしたい据え置き型電子ピアノ。 |
こちらは僕も実際に持っているものですが、品質の高いピアノです。
スピーカーがしっかりしていて、音が良いです。かなり綺麗です。据え置き型ですがめちゃめちゃコンパクトに作られているのも特徴(1,355(W)x 351(D)x 936(H)mm〈キーカバーを開けた状態〉)。
表現もかなりつけられる方だと思います。初心者の方には申し分ないピアノでしょう。
ROLAND(ローランド) FP-10:タッチ感がクセになる


価格 | |
音 | |
タッチ | |
スピーカー | あり |
コメント | 初心者におすすめしたい据え置き型電子ピアノ。 |
タッチ感がすこし重めの電子ピアノです。
音は若干こもった印象。「KORG LP-380」や「YAMAHA P-125」の方が上だと感じました。この辺は好みですね。
タッチ感だけで言えば、YAMAHA P-125より良いです。若干独特ではありますが、弾きやすいです。スピーカーが付いているのが良いですね。
KORG(コルグ) D1:品質重視な方へ


価格 | |
音 | |
タッチ | |
スピーカー | なし |
コメント | LP-380のキーボードタイプ。 |
上記で紹介した「KORG LP-380」のキーボードタイプ。音やタッチ感はほぼ同じです。
ただ、スピーカーが無い点に注意。ヘッドフォンを挿すか、別でスピーカーを用意しましょう。良いスピーカーがあれば、良い音が期待できそうです。
知り合いのプロピアニストも、たまに現場に持っていくことがあるようです。
CASIO(カシオ) Privia PX-S1000:最もコンパクトなピアノ


価格 | |
音 | |
タッチ | |
スピーカー | あり |
コメント | 世界最小の電子ピアノ |
広告やCMでよく見かけるピアノ。部屋が狭くて、ちょっとでも小さい方が良いという人にはおすすめです。他のピアノより奥行きが10cmほど節約できます。
ただ、特にタッチに関してはやや頼りない感じ。楽器店や家電量販店ではかなり推し出されている商品なんですが、上記4つと比べるとそこまで魅力は感じませんでした。
他の電子ピアノでおすすめは?Amazon(アマゾン)や楽天のランキングを見てみよう
もし他も見たいということであれば、Amazonや楽天のランキングを参考にしてみましょう。とはいえ、チラ見程度で良いかと思います。
もしここにあるピアノより価格を抑えたいということであれば、ぜひ覗いてみてください。とくに、Amazonのレビューを参考にすると良いと思いますよ。
中古の電子ピアノを購入してもいい?練習に支障はないか
結論から言うと、当たり外れがあるのでおすすめではないです。
初心者の方は電子ピアノの不具合に気が付かないケースも多いです。中古の電子ピアノに違和感を感じたとして、不良なのか、それとも仕様なのか判別もしにくいと思います。
違和感にモヤモヤしながら練習するのはできれば避けたいですよね。
また、技術はどんどん進歩していくものなんで、新しいピアノのほうがタッチ感や音質も良いです。なので、基本的に新しいものを買うのが良いと思います。
もしどうしても安く買いたいときは、
といった方法がおすすめです。
練習するために電子ピアノを有料レンタルするのはアリ?
ピアノの有料レンタルはおすすめしません。理由は、レンタルすると電子ピアノ本体が買えてしまう金額になってしまうからです笑。
基本的には自分の楽器を買うのがコストもかからないのでおすすめです。
電子ピアノって高い・・・買う決心がつかない方へ
僕も最初はそうでしたので、これは大いに分かりますね。実際買ったはいいものの、ちゃんと練習できるのだろうか・・・とか。
僕は高校生の頃に5万円の電子ピアノを買いました。さっき紹介した「KORG LP-380」です。
当時はかなり激務なレストランに勤めていたこともあり、5万円稼ぐのも一苦労でした。ただ、結論的には僕は買ってよかったなと思っています。
いまではYouTubeで弾いてみた動画をアップできるレベルに成長できました。とはいえ、まだまだですが。
まあ、何でもやってみないと分からないですけど、「とりあえずやってみる」みたいなものはアリかなと思います。間違いなくピアノは楽しいんで。これは断言できます。
もし挫折しそうで不安ということであれば、僕が配信している公式LINEに登録してみてください。モチベアップの方法とか語ってます。
まとめ:まずはコンパクトサイズの電子ピアノがおすすめ
電子ピアノのおすすめを5つ紹介しました。
初心者用と書いたものの、中級者くらいの方でも割と満足できる電子ピアノたちです。数年間は買い換えることはないと思います。
大事なのは始めることと、モチベーションを続かせることです。ピアノは人生が豊かになる趣味なんで、ぜひ楽しんでください!
それでは、今日はこのあたりで。
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